高齢化社会が進んでいる中で、介護職に対する関心が高まっています。介護職は老人ホームなどの施設で、利用者を相手に身の回りの世話をします。介護職の目的は、利用者がその人らしい生き方ができるようにサポートすることにあります。介護職として働くためには、使命感が大切ですが、その仕事内容がイメージできないという人も少なくありません。

介護職の具体的な仕事内容は、大きく4つに分けることができます。1つ目は身体の介護です。介護職の仕事といえば、この仕事をイメージする人がとても多いです。入浴介助や排泄介助、食事介助や着替え介助などが該当します。例えば入浴介助は介護職の仕事の中で最も体力を要しますが、利用者のすっきりした表情を見るとやりがいを感じます。2つ目は利用者の身の回りの世話をすることです。具体的には、部屋の掃除や衣類などの洗濯などを担当します。また多くの高齢者が何かしらの薬を服用しているため、服薬サポートも介護職の重要な業務です。

3つ目はメンタル面のケアです。身体的なケアだけでなく、精神面でのサポートも非常に大切です。話し相手になったり、一緒に遊んだりすることで、利用者の気持ちを落ち着かせることが可能です。4つ目は、相談受けたりアドバイスを送ったりすることです。これは、主に利用者の家族に対して行われる業務です。利用者によっては日中を施設で、夜間は自宅で過ごす人がいます。その場合、利用者の家族に対して自宅での介護に関するアドバイスなどを送ることも重要な仕事なのです。